MOD基本情報
| MOD ID | mod_006 |
|---|---|
| MODバージョン | 0.3.16 |
| 対応Hytale Ver | Update6 |
| 製作者 | narwhals |
| ダウンロード | 配布サイトを開く (外部サイト) |
Hytaleの広い世界を、ただ走って移動するだけでは物足りない。そんな人向けなのが、移動システムを大きく作り変えるMOD「Zephyr」です。
Zephyrを導入すると、ダッシュや二段跳びだけでなく、壁跳び、グラップリングフック、ジップライン、滑空などを組み合わせて移動できるようになります。さらに、一部の攻撃は移動速度が高いほどダメージが上がるため、移動と戦闘が別々ではなく、一続きのアクションになります。
【画像指示:高低差のあるHytaleの地形で、プレイヤーが壁跳びからグラップル、滑空へ連続して移動している場面。Zephyrを入れることで通常の徒歩移動とは大きく違うことが一目で分かる構図。16:9】
Zephyrで何ができる?
ダッシュ・二段跳び・壁跳びを組み合わせて移動できる
Zephyrの基本になるのが、カランビットを使ったダッシュ、二段跳び、壁跳びです。
ダッシュはカランビットのAbility 2として利用でき、ダッシュ、ロール、回転、フリップといった動作を選択できます。移動距離は使用するカランビットによってShort、Standard、Furtherと変化します。
二段跳びはAbility 3で発動し、プレイヤーが見ている方向へジャンプします。そのため、単に高さを稼ぐだけでなく、空中で進行方向を変える手段としても利用できます。
壁跳びは少し特殊で、空中で壁を見ながらカランビットのGuard Bashを使うことで発動します。Zephyrでは壁に触れれば決まった方向へ跳ぶのではなく、それまでの速度や侵入角度を反射するように移動する仕組みです。
そのため、ダッシュで勢いを付けて壁へ入り、壁跳びから二段跳びへつなぐといった操作が可能になります。慣れてくるほど「どこを走るか」ではなく「どの壁を使って進むか」を考えるようになるMODです。

グラップルは引っ張られるだけではない
カランビットのSignatureではグラップリングフックを使用できます。
特徴的なのは、フックを刺した後の入力によって挙動が変わることです。AまたはDを入力すると横方向へスイングし、動かせる対象へフックを刺してSを入力すると、その対象を自分の方へ引き寄せます。
それ以外の移動入力では、自分自身がグラップル方向へ一度だけ強く引っ張られます。常にロープで巻き上げられるタイプではなく、一瞬だけ加速して、その勢いを次のジャンプや壁跳びへ利用する仕組みです。
たとえばグラップルで横方向へ飛び、壁へ接近した瞬間に壁跳び、そのまま二段跳びで上へ抜けるといった動きもできます。
Zephyrの面白さは、一つの移動技だけで目的地へ行くのではなく、複数の技を組み合わせて自分で移動ルートを作れるところにあります。

ジップラインから途中で飛び出すこともできる
ジップラインは近くでインタラクトすると乗ることができ、乗っている途中でも再度インタラクトすれば、視線方向へ少し上向きの力を加えながら離脱できます。
ジャンプで途中離脱したあと、同じジップラインへ再び接続することも可能です。また、ラインの途中から乗った場合は、入力している方向によって進行方向が決まります。
つまりジップラインは、安全にA地点からB地点へ運んでくれるだけの設備ではありません。
高速移動中に途中で飛び出し、その勢いから壁跳びやグラップルへ接続するといった使い方ができます。
【画像指示:峡谷に張られたジップラインを高速で移動するプレイヤーが、途中でジャンプして離脱し、次の壁またはグラップルポイントへ向かっている場面。移動ルート全体が分かる構図。16:9】
滑空では高低差そのものを利用する
Zephyrにはグライダーを使った移動も用意されています。
作者ページでは「Glider Dive & Ascend」として、降下によって速度を作り、その勢いを利用して再び上昇する動きが紹介されています。
単純にゆっくり落下するグライダーではなく、高度と速度を交換しながら移動するタイプです。そのため、高い山や塔、深い谷のような高低差が大きい場所ほど、移動ルートを考える余地が増えます。
バニラでは遠回りするしかなかった崖も、Zephyrでは「ここから飛べば向こう側まで届くかもしれない」という移動ルートの一部になります。

移動速度がそのまま攻撃力につながる
Zephyrで特に変わるのが戦闘です。
標準設定では、カランビットの基本攻撃について、敵へ攻撃を当てた瞬間の移動速度に応じてダメージが変化します。作者も「グラップル→攻撃」「落下→攻撃」「ダッシュ→攻撃」といった例を挙げています。
つまり敵の前に立って攻撃ボタンを押し続けるより、周囲の地形を使って速度を作ってから斬り込むことに意味があります。
ただし、何でも速度で強化されるわけではありません。作者ページでは標準状態で対象になるのはカランビットの基本攻撃とされています。
高速移動から攻撃へつなげれば強力ですが、失敗すれば敵の目の前へ飛び込むことになります。移動テクニックそのものが戦闘のリスクとリターンになる仕組みです。

クナイでは透明化やテレポートも使える
クナイには通常の投擲武器とはかなり異なる特殊能力があります。
Kunai Barrageを発動するとダッシュしながら透明化し、発動地点の周囲に複数のクナイを展開します。その後、何らかの攻撃で敵へダメージを与えると姿を現し、展開されていたクナイがその敵へ向かって飛んでいきます。
さらにAbility 2のVanishでは姿を消して位置を変え、NPCを混乱させることができます。
Ability 3ではクナイを投げ、クナイがブロックや敵などへ接触する前に再度発動すると、その位置へテレポートできます。
単純に攻撃力の高い武器を追加するというより、先に位置を作り、そこから攻撃を成立させるタイプの戦闘システムになっています。
実際のプレイではどう変わる?
Zephyrを導入すると、探索中に見る場所が変わってきます。
バニラなら「この崖をどう迂回するか」と考える場所でも、Zephyrでは「どの壁で跳ねて、どこへグラップルを刺すか」という発想になります。
戦闘でも同じです。敵との距離を詰めて攻撃するだけではなく、ダッシュや落下、グラップルによって先に速度を作り、その勢いを攻撃へ変えられます。
操作に慣れるほど、探索と戦闘の境目が薄くなっていくMODと言えます。
Zephyrの便利なところ
Zephyrは単純に移動速度を上げるMODとはかなり性格が違います。
速く目的地へ到着することよりも、その途中の移動そのものを遊びに変えているのが特徴です。
特に高低差の大きいマップでは、壁、崖、谷、建物といった地形がすべて移動ギミックとして利用できるようになります。建築をする人なら、ジップラインや壁跳びを前提にしたパルクールコースを作る遊び方もできそうです。
またZephyrは.jar MOD向けに一部の移動インタラクションを利用できる仕組みも公開しており、別のMODからZephyrの能力を組み込むことも想定されています。実際にWan’s Wonder WeaponsなどZephyrを依存関係として利用するMODも存在します。
気になる点・注意点
Zephyrは移動システムを大きく変更するため、バニラの探索バランスをそのまま残したい人には影響が大きいMODです。
崖や高低差など、本来ルートを探す必要がある場所を移動能力で突破できるケースも増えるため、「地形を攻略する過程」を重視する場合は便利すぎると感じる可能性があります。
また操作できることが多く、ダッシュ、二段跳び、壁跳び、グラップルなどを最初から自在に使えるタイプのMODではありません。特に慣性を利用する壁跳びやグライダーは、ある程度操作を覚えてから本領を発揮する仕組みです。
設定については、プレイヤーが確認できる「/zephyr」と、管理者が設定を変更してその場で反映できる「/zephyr settings」が案内されています。
最新版0.3.16ではダッシュ/回避判定まわりの改善も行われています。移動や武器に関係する別MODと組み合わせる場合は、いきなり既存ワールドへ導入するのではなく、対応バージョンや依存関係を確認してから使う方が安全です。
Zephyrはどんな人におすすめ?

Zephyrが特に向いているのは、Hytaleの探索そのものをアクションゲームのように遊びたい人です。
ダッシュや二段跳びだけを追加するMODなら移動は楽になりますが、Zephyrはそこからさらに一歩進み、壁跳び、グラップル、ジップライン、滑空を一続きの操作として組み合わせます。
逆に、バニラの徒歩移動や地形攻略をそのまま楽しみたい人には変化が大きすぎるかもしれません。
個人的にZephyrで面白いと感じるのは、「目的地まで早く着ける」という部分よりも、それまでただの障害物だった地形が遊び場へ変わるところです。壁は跳ね返るための足場になり、崖はグライダーを加速させる場所になり、高所は高速攻撃を仕掛けるスタート地点になります。
Hytaleの広い世界を歩いて攻略するゲームから、「どう動けばもっと速く、もっと格好よく突破できるか」を考えるゲームへ変えてみたい人には、かなり方向性のはっきりしたMODです。